Nikon D800 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED
今年の桜もあっという間に終焉に向けて散り始めています。
桜を主題に、もっとクッキリと見える星を絡めた構図で撮りたかったのですが、今年は日程が合わず遠征できそうもありません。
また次の機会にチャレンジしようと思います。
次の機械とは...一年後ですか。
そう考えると、時間はとても貴重なものに思えますね。
ところで、私はある写真家の執筆された本にハマっています。
以前から好きな写真家のひとり、相原正明さんの「
誰も伝えなかった ランドスケープ・フォトの極意」です。
写真を撮る以前のファウンデーションとなる心構えの極意を見事に表現しています。
私の大の苦手なHOW TOモノではありません。
作例を並べた撮影技術には一切触れていません。
そしてどの内容も納得のいくものばかりでした。
この本は、アマチュア写真家ながら風景写真家として個展を開催し、自身のそれはとても素敵な作品が毎年企業に採用されていらっしゃるhmさんから教えていただきました。(その節はありがとうございました)
印象に残った言葉はたくさんありますが、あえて挙げるなら
〜テクニックは、特殊な場合を除けば5%程度でいい。
いちばん大事なのは「感性、哲学、コンセプト、視点」
〜作例を使った写真テクニックのガイド本は、あくまで対処療法。根本治療にはなっていない。
そして、もっとも心に残った言葉は、
〜有名なロケ地で、多くの大衆と同じ場所で同じ写真を撮るなら、そこで一番上手に撮れた写真家の写真を買う方がいい。群れた飼い犬になるか、一匹狼になるか。あなたの作品の代わりになるものがない写真を撮ることが、あなたの写真の存在意義であり、それが素晴らしい作品作りの極意なのです。
自分の写真をもっと深めたい方や、思ったような写真が撮れずに自己嫌悪に陥っている方は是非ご一読ください。